she became a star

personal なことで、自分の中で整理をつけたいので。




7月6日、午後6時20分。

愛犬のナナが永遠の眠りにつきました。

彼女は、私が11歳の頃から一緒に育ってきた大事な大好きな大好きな大好きな犬でした。

母から、メールで入院した、ときて、不安で不安でたまらなかった。

もうおばあちゃんだったし、何年前からか歩き方がおかしくなっていて、足に脂肪のこぶができたり、目も白くなってきていたし、ずっとお別れはもうすぐなのかな、と覚悟はしていました。

でも、大丈夫、すぐ家に帰ってくるという母の言葉を信じて、普通に過ごしてた。

父、母からメールの返信がなくて、もしかしたらと思っていたら、メールの前日に亡くなった。と。

心臓や腎臓など何も異常はなかったけど、気管支の病気。

病院の先生からもう長くないと言われ、家に連れて帰り、散歩して、

彼女は、たぶんわかってて、家の中、庭をぐるぐるして、庭に面したウッドデッキで横になり、眠るように息をひきとった。


信じられなかったし、実感がわかず。この間スカイプで映ってた彼女はいつも通りに見えた。

1年会えないのを、我慢すればいいんだと思っていた。

まさかロンドンに行くために東京に戻る私を見送ったときの、あれが最後なんて思わなかった。

ロンドンに向かう飛行機で、なんとなく、ナナにはもう会えないんじゃないかっていう、悪い予感がしてたけど、私の頭の中で劇的にストーリーを作ってしまう、悪い癖だと思ってたのにあたってしまうなんて。

おばあちゃんにはなってたけど、わがままだったし、食欲も旺盛で、いつも散歩にいきたがってた。

こんな急にいなくなっちゃうとは思わなかった。

最後に会いたかったし、なでてあげたかった。ありがとうっていいたかった。

ほんとにほんとにほんとに大事な存在だった。

私はずっとこのときを恐れてたんだけど、まさか私がこんなに彼女から遠いところでそれがおこってしまうなんて。

ほんとにつらくて、ここ3日間はずっと部屋にひきこもって、泣いて過ごした。


小学校のときに水泳大会で選手になれなくて、泣いたときとか、受験のときに親とけんかして泣いたときとか、わざわざ寝る時間じゃないのに私の部屋にきて慰めてくれたりとか、
一緒に寝てた毎日とか、散歩、かみなりがこわくてぶるぶる震えてたりとか。

たくさん思い出があった。


私の脳はいつもの私の防御装置のようなものを作動させて、無理矢理忘れさせようとしている。

いつも通りの生活を送らせようと、自分のおこったことを人ごとのようにして、忘れさせようとしてる。

忘れたくない。

思っていたよりは大丈夫。ずっとシュミレーションというか、おこったときのことを考えていたからかも。でもきっとこれは実感がないから。

焦点があわない。
心が重い。

犬なのに大げさって思う人もいるかもしれないけど。


今はつらいけど、一緒に11年間彼女と過ごせてよかった。
私の今まで生きてきた21年とちょっとには絶対彼女がいた。

死っていうのは慣れないものだし、慣れたくもないけど、
できることならあまり経験したくないな。
いつか乗り越えられる日が来るのかな。

彼女がいってしまった日、私はロンドンに旅行しにきた先輩たちと出かけてた。
そこで、ゴールデンがべたってすわってて、なでたら、彼女とおなじにおいがした。
ナナがさいごに会いにきてくれたのかなって少し思った。


Rest in peace my dearest nana
i love you forever
miss you...